森のようちえんってなに?自然と手をつなぐ体験イベント「森の冒険ピクニック」レポート

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2020.02.21

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森のようちえんってなに?自然と手をつなぐ体験イベント「森の冒険ピクニック」レポート

美しい秋晴れの10月、大阪・服部緑地公園で、「いこーよ!森の冒険ピクニック」が開催されました。「森の冒険ピクニック」とは、自然の中に飛び出して、木登りや探検、草遊びなどを通して、子どもたちの「やりたい」「知りたい」気持ちを引き出す探求型のプロジェクト。

自然の中で、子どもたちはどんな1日を過ごすのでしょうか?6歳の娘と一緒に体験した様子をレポートします!

「森の冒険ピクニック」って?

「森の冒険ピクニック」は、「一般社団法人子育てママの応援ぷらっとホーム(以下、ママぷら)」が開催する「森のようちえん」の体験イベントです。

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「森のようちえん」は、デンマークで一人のお母さんが、近所の子どもたちと森の中で保育をしたことが始まりと言われています。ドイツや北欧を中心に世界に広まり、日本でも様々なスタイルで活動が行われています。

実は、大阪は全国で最も森林割合の少ない都道府県。保護者が「子どもに外遊びや自然体験をさせたい」とは思っても、都市部のマンション暮らしでは難しいと諦めているご家庭も多いのです。

そんな声を受けて、“子ども、ママ、社会、それぞれのつながり”を応援する「ママぷら」では、子どもたちを自然の中で遊ばせ、生きる力を育む機会をつくりたいと、2016年から年2回「森の冒険ピクニック」を開催してきました。

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2019年の会場となったのは、大阪・豊中市にある服部緑地公園。甲子園球場の約33倍と大阪府下最大級の広さを誇り、池や川、花壇、乗馬センター、プールなど自然の中でさまざまなレジャーを楽しめます。

“はじめまして”を一緒に楽しむ、0〜2歳対象「親子クラス」

この日は、0〜2歳対象の「親子クラス」と3〜6歳対象「ようちえんクラス」、そして「小学生クラス」の3つのクラスがありました。

まず見学したのは、「親子クラス」。生後半年ほどの赤ちゃんから、よちよち歩きの1歳児、様々なことに興味津々の2歳児まで、発達段階の異なる乳児が一緒に森を冒険します。

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「森の冒険ピクニック」では、いつ・何をやるかは一切決まっていません。

川遊びをしても良いし、森を駆け回っても良い。
歩き疲れたらレジャーシートを敷いて休憩しても良い。
お腹が空いたらお弁当を食べても良い。

子どもたちがおもちゃも遊具もない森の中で、自分のやりたいことを発見する体験、子どもの意見だけで動く活動を大切にしています。

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この日も、森の中に飛び出した子どもたちは、心の赴くまま遊び始めました。

小川で水遊びを始める子。
草むらで虫や花と戯れる子。
一目散に森に駆け出していき、どんぐり拾いを始める子。

 

キラキラと目を輝かせながら、森でたくさんの”はじめまして”を体験してきます。

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拾ったどんぐりを使って、こんな可愛らしいオブジェも森の中で作りました。実はこの枝、2歳の男の子が、初めてのこぎりを使って切ったんですよ!

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野外保育の経験豊富な保育スタッフが付いているから、普段なら「危ないからダメ」と言ってしまいそうな体験にチャレンジしやすいことも、「森のようちえん」の魅力ですね。

決まりのない世界へ大冒険!「ようちえんクラス」「小学生クラス」

一方、「ようちえんクラス」と「小学生クラス」は、保護者とは別れ、子どもたちと保育スタッフだけで行動します。

どこで何をするのか決めるのは、子どもたち。地図を見て「どこへ行こう?」とコミュニケーションを取りながら、決まりのない世界へ冒険に出かけていきます。

本来、「ようちえんクラス」は、子どもたちだけで活動しますが、今回は取材ということで、特別に途中から様子を見学して来ました!

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はじめて会うお友達。はじめての公園。「6歳の娘は、うまく馴染めているだろうか?」「思いっきり楽しめているかな?」。そんな心配をしながら、「ようちえんクラス」を覗いてみると、そこには元気いっぱい遊び回る娘の姿がありました。

ツユクサで色水を作ったり。
食べられるどんぐりを拾ってかじってみたり。
柿の木を見つけて、みんなで揺すって落としてみたり。

「いっぱい遊んだよ〜!」と目を輝かせながら報告してくれる娘。森での出会いから、たくさんの初めてに挑戦したようです。

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保育スタッフの方と、枝や葉でお店屋さんごっこをする娘。

自然の中で、そこにあるものを使って遊ぶ「森のようちえん」。保育施設や児童館のように子ども向けに準備された環境ではないから、もちろん「危ない」と思う場面もあります。

しかし、木登りも川遊びも、ジャングルのような森を分け入って探検する楽しさも、子どもたちには全部味わってほしい。だから「森のようちえん」では、多少の怪我があってもOKとなっています。

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ときに泥んこになり、ときに擦り傷ができることもあるけれど、それらも森が与えてくれる学びのギフト。保育スタッフが子どもたちをそばで見守り、サポートしてくれるから、親としても「どんどんチャレンジしてほしい」と思えるのが、「森のようちえん」の魅力だと感じました。

 

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この日はじめて、木登りにチャレンジした子どもたちも。恐る恐る木に登っていても、最後には「もっと上まで行きたい」と次の目標を見つけていました。

 

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保育スタッフが「お弁当は好きな時に食べていいよ〜」と声をかけると、子どもたちは「みんなで食べたい!」と即答。共に大冒険に繰り出した仲間だからこそ、いつもよりも仲良くなるスピードが早いのかもしれませんね。

 

こうして、あっという間に「森の冒険ピクニック」は終了!

 

娘に感想を聞いてみると、「もっと遊びたかった」「毎日来たい」とお気に入りの様子。やりたいことをやり切った達成感から、とても生き生きとした表情をしていました。

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遊びなれた公園や里山も、子どものペースで歩くとたくさんの発見があること。
おもちゃや遊具がなくても、遊び方次第で驚きに満ちた世界は広がっていること。
環境さえあれば、子どもたちはすぐに自然とお友達になれること。
何より、子どもの可能性は無限に広がっていること。

一人の親としてたくさんの可能性を、「森の冒険ピクニック」から教えてもらった1日になりました。

 

「森のようちえん」に参加するには?

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今のところ、「ママぷら」が開催するのは、年1回の体験イベント「森の冒険ピクニック」のみ。しかし、「森のようちえん」は全国各地で、日常的に運営されています。もし「森のようちえん」に興味を持ったなら、ぜひお住いの近くの団体を見つけて、まずは体験イベントなどに参加してみませんか?

こちらのサイトで、全国の「森のようちえん」情報を発信しています!

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NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟

近くに「森のようちえん」がない方も、諦めないで!「ママぷら」では、『あなたの地元に「森のようちえん」がやってくる!!森の冒険ピクニック出張サービス』が始まりました。

お子さんや親子数組から、気軽に「森のようちえん」を体験できるサービスとのこと。保育園や幼稚園のお友達、ママサークルなどのみんなで利用してみてはどうでしょうか?

1日体験するだけでも、森遊びの魅力を存分に味わえるはず。今まで見たことない、子どもたちの笑顔を、一緒に見つけに行きましょう!

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(執筆/北川由依 編集/佐々木将史

 

 

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